デジタル化

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鹿児島税務署が確定申告前に申告会場への入場整理券を配布、とネットで紹介されていました。ディズニーランドのファストパスみたいなものでしょうか。来場する納税者の利便性は向上しそうです。副署長はe-taxを利用するよう呼び掛けているようです。e-taxは新たに設立されるデジタル庁で更に促進されるでしょう。

デジタルと言えば、最近までフランスとアメリカの間で課税問題が生じていました。この問題は、巨大IT企業を有するアメリカとヨーロッパの形を変えた戦争です。昔からOECDが国家間の課税問題に取り組んでいますが、国境を越えたサービスの課税は、国家の課税権の問題もあってか協調が進みません。

デジタル経済の国際問題の取り組み、OECDやWTOが、アメリカと欧州、中国、日本をどう協調させるのか非常に興味深いです。アメリカも大統領が変われば政策が変わりますし、急変するデジタル社会に税法が追いつくのも大変です。税制改正・国際・ITと、税務を取り巻く環境変化のスピードが上がっているような気がします。今後の動きに注目していきたいです。

 参考:国税庁HP「BEPSプロジェクト 行動計画1:電子経済の課税上の課題への対処」

 参考:デジタル・プラットフォームと国際課税