所得税の外国税額控除2

国際課税

 前回の続きです。控除限度額の計算は、外国で確定申告をして外国税額が還付された場合などに、非常に重要な計算過程となります。

 この話をもう少し掘り下げると、控除限度をオーバーして、外国で収めた税金を全額引くことができずに差額(専門用語で控除限度超過額と言う)が生じたときは、これは翌期以降の確定申告で利用することができ、(細かく言えば、前年以前3年以内の控除余裕額を使い切ってから)3年間にわたって控除していくことが可能です。

 問題となるのは、日本の確定申告後に、外国で収めた税金に変更がある場合です。海外でその国のルールに基づいて確定申告をし、源泉徴収された外国税額を還付したケースなどは特に注意が必要です。

 海外から申告により外国税額の還付を受けたときは、その年の外国税額の金額から控除する必要があり、仮にその年の外国税額の金額より外国税額の還付が多いときは、さらに控除限度額から控除することになります。控除限度額をも超える還付額があるときは、今度は雑収入での申告が必要です。

 面倒な計算ですが、実際に外国税額控除の計算明細書を記入してみると、仕組みを理解できるかもしれません。

 参考:国税庁HP「外国税額控除に関する明細書(居住者用)」

コメント

  1. […]  参考:所得税の外国税額控除2 […]

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